公益社団法人 全国助産師教育協議会

本会について

会長挨拶

 

 

 

 

 

 

 

 

公益社団法人全国助産師教育協議会会長
札幌医科大学 正岡 経子

 2025年度の定時社員総会において、新理事会が発足し、全国助産師教育協議会の会長に就任いたしました。どうぞよろしくお願い申し上げます。

 

 現在日本は、超少子化時代を迎え、高齢出産、ハイリスク妊娠・出産の増加、女性・家族のニーズの多様化、産後うつやプレコンセプションケアの充実などの女性の健康や妊娠・出産・子育てを巡る課題は山積しています。このような中、助産師の役割に対する社会からの期待は大きく、その職責を全うすることが求められています。女性の生涯を通しての性や生殖にかかわる健康生活の援助に助産師独自の機能を果たし、女性と家族の健康生活の質的向上に寄与していける助産師の育成に資する環境づくりに邁進していきたいと思います。

 

 今年度は、当協議会の将来ビジョン2026を検討する重要な年となります。助産学実習(特に分べんの取り扱い)と実習到達度を担保する取り組み、公正・公平で質の高い助産学共用試験システムの構築、助産師教員キャリアラダーをはじめ教育力の向上・保証するための取り組みを検討・発展させていきたいと考えています。助産師としての誇りと覚悟を受け継ぎ、これまでの歩みに宿る知恵を見いだしてまいります。助産師の役割・責務を果たし、社会から、女性から頼られる、必要とされる存在になるための知恵を出し合い、考え続ける協議会を目指していく所存です。

 

 今後ともご指導・ご協力を賜りますよう、よろしくお願いいたします。