
本会は、1965年(昭和40年)5月、全国助産婦学校校長会として発足した任意団体です。その目的は、全国の助産婦学校関係者が参加して、助産婦教育の向上と発展を図り、広く社会福祉に貢献することでした。以来、一貫して日本の助産婦教育を率先してきた団体です。2002年の法改正により助産婦は「助産師」と名称変更があり、会の名称も全国助産師教育協議会と改正しております。
助産師は、出産取り扱いの担い手として妊産婦や家族を援助し、また、出産や子育てをめぐる様々な相談・教育など、その活動範囲は医療施設のみならず、地域においても身近な存在として活躍が期待されております。従って、助産師教育は、育成数や教育内容とともに、従来に比してより一層重要なものとなってまいりました。
日本における助産師教育は、助産師学校、看護系短期大学専攻科、看護系大学での選択課程、専門職大学院の教育制度があります。本会には、これら助産師教育を行う教育機関の相当数が加入しており、このほか個人会員や賛助会員を擁しております。
近年、看護系大学の増加に伴い1年課程の助産師教育機関が減少する傾向にあります。その一方で、社会的に助産師に対する役割・期待が最近とみに高まりつつあり、助産師養成をめぐっては多くの議論がなされております。そうした中で、日本で初めて2004年(平成16年)度に、助産師育成のための専門職大学院が誕生しました。このような動向に伴い、助産師界は、専門職教育の認証評価を担う役割を期待されつつあります。本会もこれらの社会のニーズや教育界の動きを直視しながら、助産師教育の水準を維持・向上しつつ、尚一層、教育の質を高めることに尽力致します。